今回も息子の多趾症のお話です。
前回は息子の多趾症についてと、出産時の産院での対応について書きました。

今回は里帰り先の京都から、東京に戻ってきて、手術を受ける病院に通いだしたころのお話です。
小児科で紹介状を書いてもらう
生後2ヶ月ほどで、東京の家の近くでかかりつけの小児科を決めました。
そこで、多趾症についてお話しし、紹介状を書いてもらうことにしました。
小児科の先生からは
「東京での手術事例が多い病院を探して、紹介状を書くので、1ヶ月程先の次回来院時に紹介状を渡すね」
と言われました。
1ヶ月後の通院時、東京で多趾症の手術事例を多数もっている、「成育医療センター」という病院を紹介されました。
ちなみに、病院までは家からバスと電車を乗り継ぎ、1時間程。
その頃はまだ息子を連れて長距離外出になれていなかったので、ちょっとビビっていたら、「一応、家から15分程の病院も紹介できるよ」と言われました。
ただ、小児科の先生からは、遠くても事例が多く、ケアもしっかりしている、成育医療センターがおすすめだと言われ、そちらを選びました。
初診の予約
紹介状をもらって帰宅し、早速電話で初診の予約をとりました。
カレンダーを見ながら連絡をする時、来週か再来週くらいで行けるかな〜?と軽い気持ちで電話したら、初診の予約までなんと3ヶ月待ち!
成育医療センターがそんなに人気の病院だとはつゆ知らず。
とっても驚いたことを覚えています。
結果、5月に予約の電話をし、予約が取れる最短の8月に予約を取りました。
通院開始までの過ごし方
ちなみに、8月の初診までの過ごし方ですが、何ら他の子と変わったことは有りませんでした。
最初、地域の支援センターなどを利用するときも、裸足の息子を連れていくことを、私自身が少し気にしていました。
ただ、実際はほとんど誰にも気づかれることはありませんでした。
こういうのって、気にしているのは親だけなんですよね。もはや、息子はまだ自分の足にすら気づいてなかったような。笑
周りの先生やママも、足の指の数まで細かく見ている人なんてほとんどおらず、週2・3回通っていましたが、自分から言うまで気づかれたことはありません。
なので、変に隠したりすることも特になく、普通の生活を送っていました。
8月:初診で先生と顔合わせ
生後半年たったころ、ようやく成育医療センターでの初診となりました。
想像していた病院の数倍大きく、「ドラマとかで見るレベルの大きい病院だ…!」と感動してしまいました。
当日の診察内容は以下のような感じでした。
先生との顔合わせ
まずは先生と顔合わせ。
担当の先生は、週に1回しか成育に来ていない方でしたが、とても若くて気さくな先生でした。
初回からとてもフランクにお話することができ、その後の通院中も困ったことや不安なことは何でも相談させてもらいました。
ちなみに、成育医療センターでは、手足含めると週に1回位は多趾症関連の手術をしているそうです。
そんなに頻繁に同じような手術が行われているのを知り一安心。
レントゲンで状況の確認
足のレントゲンを撮り、足の指の骨がどのように発達しているかを確認してもらいました。
息子の場合は、2本ある小指のうち、内側の指(薬指側)が多かったのがこの時わかりました。
内側の骨は、指の根本のところまでしか骨がありませんでした。
レントゲン写真を見て、内側の指と浮いている骨を取って、外側の指をすこし内側に向くようにしてあげるのが良さそう、というのが先生からの見解でした。
この辺りは、その子それぞれ方針が異なるそう。しかも、実際に手術してみないとわからない部分もあるのだとか。
手術の予約を取る
多趾症の手術は1歳前後でされる方が多いそう。
あまり身体が小さいと手術が難しく、また体重が8kgを超えないと全身麻酔の負荷が大きいためです。
逆に遅い分には問題ないそうですが、歩き回るのを制限する期間があるので、早いほうが楽なんだそうです。
8月の初診の時点で予約をとりましたが、手術できる最短の日程がなんと半年後の4月下旬でした。
まあ急いで行う必要がある手術ではないものの、そんなに先まで予約がいっぱいなのかと驚きました。
コロナで手術の枠も減ってしまっているのかな?
かなり先の日程でしたが、その日で予約をとり、その日は帰宅しました。
今後の流れの説明を受ける
今後、手術までの流れは、以下のようになると説明を受けました。
- 12月に再度診察をする
- 3月に術前検診を受ける
- 4月下旬に入院して手術をする
4月の入院は1週間が目安ですが、短くなることもあると教えてもらいました。
この日の診察はこれで終了。
初めて行った、家から距離のある病院だったのでとっても疲れました。
12月:2回目の診察
この日は、4ヶ月ぶりに2度めの診察でした。
もともと、12月の診察は先生から
「手術まであまりにも間があいちゃっても不安だろうから、雑談しましょう!」
と言われていたので、リラックスして診察に行きました。
実際家から病院までの通院は電車とバスを乗り継ぎ、1時間弱かかるので、少し大変。
でも、あまりに間があくと私も不安になることがあったり、疑問点が出てきていたので、ちょうど診察があって良かったです。
この日の内容は以下のような感じでした。
身体測定する
手術時に8㎏超えていないといけないということもあり、このタイミングで身体測定を受けました。
12月時点で8㎏をもうすぐ超えそうなところまで来ていた息子。
身体測定の結果はまったく問題なしでした。一安心。
先生の診察
診察といっても、息子の成長状況を確認してもらった以外は本当に雑談でした。
先生、忙しいのにありがとうございます!という気持ち。
ちなみにこのころ、一番気になっていたのは靴の購入について。
息子は生後10か月のこの頃に、数歩あるけるようになったので、ファーストシューズ購入を検討していました。
先生からは、通常の靴で問題ないと教えてもらいました。
歩けるようになったのであれば、どんどん歩かせてあげてね、と言われました。
この日の通院はこれで終了。
この頃やっていたこと
生後2か月~1年までの間にやったこととしては以下の2つ。
アティパスの購入
我が家の場合は、ファーストシューズ前に、アティパスを購入しました。

「裸足のような感覚で歩けるシューズ」と言われているアティパスは、靴の練習として購入。
サイズは少し足のサイズより大きめのLサイズを購入しました。
足のサイズぴったりにしなかったので、比較的足先の幅が広く、指がつかえることがなく履くことができました。
生後10ヶ月〜11ヶ月までの1ヶ月程、履きました。
ファーストシューズの購入
アティパスに慣れた頃、ファーストシューズを購入しました。
ASICSのスクスクシリーズを選びました。
幅広な息子の足にしっかり合うものを選びたかったので、シューフィッターさんがいるベビー靴の店舗にお邪魔して、試着して決めました。
フィッターさん曰く、「コンフィ FIRST MC」は、ASICSのスクスクシリーズの中でも、一番幅広・甲高で足先に余裕がある靴だそうです。
ちなみに、ニューバランスやASICSなど何足か試着しましたが、これしか入らなかったのです。
こちらは生後11ヶ月〜1歳2ヶ月まで履きました。
事あるごとに写真をとる
靴以外には、今しかない6本指のかわいい足を、ひたすら記録に残していました。



今これを書いているのが手術後なので、写真を見返すともうこの足の写真を撮れないのか、と思うと寂しいです。
小さい足をこれからも愛でれるように、写真や足形はたくさん撮るに越したことはないなと思いました。
というわけで、今回はここまでです。
次回は、手術1ヶ月前の術前検診〜手術までのことを書きたいと思います。
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